学校を出て、すぐに勤めた会社でのこと。

新入社員教育でのエピソード
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51歳 女性の話「学校を出て、すぐに勤めた会社でのこと」

学校を出て、すぐに勤めた会社でのこと。私の覚えが悪かったせいもあったのだろうが、直接仕事を教えてくれた先輩は厳しかった。
私がどこにいても大声を出して呼びつけて、あれはどうした、これはどうした、と。褒められることはなく、いつも叱られてばかりいた記憶しかない。そのため周りの社員たちには、どうも私は仕事の出来ないダメな子だと思われていた。何をしても叱られるので、だんだん臆病になり萎縮して、また失敗をしてしまうという悪循環で、当時は仕事が本当に嫌だった。
それでも辞めずに続けて数ヶ月。教えてくれた先輩が退職することになった。その時に、先輩が厳しかった理由が分った。先輩は退職が決まっていたので、自分が辞める前に私を早く一人前にしたかったそうだ。それで、ついつい厳しく接したと。先輩自身は、確かに口は悪いがサバサバした人だったし、今は仕事を教えてもらって感謝している。
ただ、自分は仕事を覚えるのにそういうキツイ思いをして、仕事を楽しめなくて辞めたいと思ったりしたので、後輩に仕事を教える時は、出来る限り不安を感じさせずに一つ一つ覚えられるよう、気を配ったつもりだ。後輩たちは皆、素直でいい子たちだった。
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