正直、卒業ぎりぎりで就職が決まったので、研修制度のあるような会社ではなかった。

新入社員教育でのエピソード
新入社員教育でのエピソード

54歳 男性の話「正直、卒業ぎりぎりで就職が決まったので」

正直、卒業ぎりぎりで就職が決まったので、研修制度のあるような会社ではなかった。そのため、新人研修のような社員教育を受けた記憶がない。
そんな私が、別の会社に転職して数年経った後、新入社員の研修をするように会社から指名されてしまった。いったい何をどうしたらいいのか途方に暮れたが、技術的なことを話せばなんとかなるような気がして、そのことに絞ったテーマとすることにした。

当時はパソコンなどはないので、ホワイトボードに色々書き込んで説明していくのだが、経験したことがないので、書くスピードと話すスピードが全く合わないので、自分でもじれったくなったことを覚えている。
先生役の私の経験値も浅いので、未経験なことでも決めつけながらの講義となった。経験していないのだから、それはおっかなびっくりな話になったことは間違いないのだが、私の講義を新人に混じりながら聞いていた先輩が、「よく知っていたな。あんな技術的なことまで話すとは!」と終了後言われた時には、恥ずかしながら若干嬉しくも感じたものだった。
今でも、あの時の想像が間違っていたら、いったい新人の前で大恥をかいたことになったと思うと、汗が出てくるのである。
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